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頭がよくなりたい…。。。

ヤングジョブスポット(YJS)よこはま主催の参画型シンポジウム
「まわりは、いろいろ言うけれど~若者にとっての、ほんとうの就労支援を求めて~」に
参加してきました。
いやぁ~、なかなか有意義なシンポでしたわ…☆


まず第1部で高校生・大学生、求職者、社会人のそれぞれの立場から
仕事について家族、企業、就労支援組織の三者に対して求めるコトを「提言」。
そしてそれを受けて第2部の分科会では
①家族編、②企業編、③就労支援組織編にわかれて2時間グループディスカッション、
最終的に全体会という構成。


第1部で特に印象的だったのは、
社会経験のない高校生・大学生と社会の厳しさを知っている求職者・社会人との
意見のギャップ。
私もそうだけど、社会経験がない立場だと
やっぱりどこか夢物語を描いている意見なんだよね。
もちろんそれはその年代なら健全で普通なコトなんだけど。
それがやっぱり社会を知っている立場の方だと着眼点がより現実的。
たとえば社会保障って観点や社会貢献、仕事における人脈の大切さ、
理想と現実とのギャップ、雑用の多さなんかは
うちら学生にはなかなか気付きにくい観点なのでは?
なんかそれが私にとってはすごく新鮮だった。


で、第2部の分科会。
私は就労支援組織編のワークショップで
「企業Needsに対応できる職業訓練・セミナーとは?」ってテーマで
議論してきました。
私のグループは6人グループで、
実際に現在就労支援の現場で活躍されている方が4人と
(↑しかも業界内じゃ結構有名な方ばかりだったらしい!!)
職業訓練を受けて就職活動をしているんだけどうまくいっていない方1人がメンバー。
これがすごくおもしろかった!!
その求職中の方の実体験にもとづくお話も聞けたし、
就労支援の現場からの意見も聞けたし!!
正直私は「職業訓練」っていうと
キャリア入門の授業で見た映画『学校Ⅲ』での職業訓練校のイメージしかなかったから
あまりにも無知すぎて話についていくのが大変で
机上の空論でしか意見を出せなかったんだけど、
4人の大先輩方のおかげで現実をちょっとだけど知れました。
やっぱり『踊る大捜査線』じゃないけれど(笑)、
現場で起こっている現実を知らないとダメだね…。

議論していく中で感じたコトは、
若者が「職業訓練を受けたのになかなか就職に結びつかない」って
実感を持っているって第1部の提言であったから
こういうテーマで議論し出したけれど、
実はそれって職業訓練のプログラムの問題や雇用状況の問題だけで
片付けられる問題なのではなくて、
若者側の意識・姿勢の問題でもあるんじゃないか!?ってコト。
私も含め今の若者(って一括りにするのには抵抗があるけれど)は
生まれた時から高度に文明が発達した豊かで便利な状況で、
不自由するコトなくいろいろ与えられて育ってきた。
そうだから与えられることが当たり前になってしまっている。
受験勉強なんて一番わかりやすいけれど、
「これさえやればこの大学に合格する!!」みたいなのがもてはやされて
それに受験生が群がるワケじゃん。
All or Nothingで全てが与えられるコトを望んじゃっているんだよね。
それも自分からつかみとろうとするのではなく受身姿勢で。
だから職業訓練に対しても「この訓練を受ければ必ず就職出来る」みたいに
思っちゃっている。
でもそれは違って、必ずしも就職出来るとは言い切れない。
むしろ就労支援の現場側の人に言わせれば
それだけで就職出来るケースはごくわずか。
つまり職業訓練っていうのはあくまでも就職出来る可能性を広げる第一歩であり、
それを就職に結びつけられるかどうかは本人しだいなんだよね。
あくまでもBestな結果への直通路線ではなく、Betterへの方向付けにすぎない。
“All or Nothing”で物事を捉えるんじゃなくて、
“Better”の積み重ねで一歩一歩自分で動いていこうっていう若者側の意識の変革が
別に求職者に限らず必要なんじゃないかな?ってすごく思ったし、
私自身身につまされた。

で、うちのグループの結論は
「三位一体
~就労者側の自己理解プログラム×支援側の資質向上×企業Needsの明確化と共有」

まずは就労者はただ単に職業技術・知識の習得以前に
人間力の形成、意識の変革を踏まえ自己理解を深めるコトが必要。
そのためのワークを取り入れるべき。

支援側は民間企業の人事・教育担当者をスカウトしたり
行政側ではなく民間による支援組織を作ったりして
より企業Needsとのギャップのない訓練・支援を行うべき。
これは実際に就労支援の現場にいる方の率直な実感による意見。

そして企業はよりNeedsを明確化して
就労希望者側とその情報を共有すべき。

そんな感じの結論に至りました。

2時間という限られたこの結論に至れたのは
司会進行をつとめられたうちの学部の社会人女子大生(笑)の先輩の
やや強引な(爆)ファシリテーションと
うちのグループのかなり強烈キャラなリーダーの方の
強力なリーダーシップがあったからなワケで、
いやぁ~、ありがとうございました!!
グループワーク慣れしている方が多かったから
高度な議論って楽しいなぁって思ったし、
でも逆に私がもっと頭がよければ、
よりこのグループワークを自分にとって実りあるものに出来ただろうになぁって思うと
残念だったし…。
はぁ…高度な議論が出来る人になりたい…。。。
頭よくなりたい…。。。
勉強しないと…。。。


で、終わった後、以前アイデンのインタビューでもお世話になった
YJSよこはまのチーフアテンダントさんに誘われて
なぜかスタッフの振り返りと打ち上げにも参加させていただいてしまいました。
アシスタントファシリテーターをやっていた
むとーさん・ぺんたさん・よーよーさん・TANZANさんとも合流。
皆様お疲れ様です!!
いろんな方と話させていただきました。
YJSのチーフアテンダントさんとお話したのは久しぶりだったんだけど、
「将来的に就労支援の方向に進みたいんだったら
もっと現場を見た方がいいよ」って言われたのとともに
「あなたは(就労支援に携わるには)いいモノを持っているから!!」って言って下さったのが
何よりもうれしかった!!
まだ就労支援の分野に進むかどうかは自分では決められないし、
自分が本当にやりたいことなのかどうかはわからないけれど、
どんな分野にせよそういう風に私の資質を認めていただくってコトは今までなかったし、
そう思って下さるコトが素直にうれしかった。
なんか「君は大丈夫だよ!!」って言われた気分だった。


そんな感動的な出来事もあった後は、さらに学部の先輩方に誘われ、
ファシリテーターの振り返りの会にまで参加させていただくコトに…。。。
ただの参加者のハズがどこまでついていくのやら???って感じでしたが…。。。
「ファシリテーション」の「ファ」の字もわからない私だったけれど、
グループワークを進める裏方側の苦労も知れたし
ファシリテーションの大切さとともに難しさも知れたし
これもとても勉強になりました!!
最後までついていってよかった!!



そんなこんなで10時すぎに帰宅。
本日の最大のおみやげは沢山の名刺!!
そう、分科会で一緒だった方や打ち上げで話させていただいた方などと
沢山名刺交換させていただきました!!
手持ちの名刺をちょうど全部使いきっちゃったし…。。。
貴重な人脈を築かせていただきやしたよ☆
とはいえ、私、他人の顔を覚えるのが苦手だから大変だったんだけど…(爆)。。。
そして名刺とともにそれぞれの方が携わっている機関の話や
セミナーの情報などいろいろ伺って来ました!!
いやぁ~、就労支援機関もいろいろあるしセミナーもいろいろあるし…
気になるのはいろいろあるけれど、
いろいろありすぎて全部にはとても首を突っ込めないといううれしい悩み…(>_<)
うむ…情報過多も大変だ…。。。
しかも今サックスも手ごたえを感じ出しておもしろくなってきていて
さらに足をのばしたいって考えているから
やりたいコトが多くて…。。。
ワークライフバランスならぬスタディミュージックバランスですな…。。。

by kaori-Ux_xU | 2006-03-13 03:56 | career design